封鎖中のミラノから イズミふうこの日記

イタリア語と日本語(時々英語)で得る情報は、どれだけ同じなのか?どれだけズレているのか?

「イタリアの医療レベルは高いのに、日本のメディアがボロクソに言っててヒドイ!」在伊日本人たちのイタリアへの愛国心

と、在イタリア日本人マダム達がfacebookで盛り上がっております。

「イタリアの産婦人科は日本よりも進んでいるのに」

「イタリアのガン治療は日本よりも進んでいるのに」

「イタリアの医療スタッフは日本のスタッフよりもフレンドリーで頼りになるのに」

・・・ヒドイヒドイヒドイ、日本のネットニュースはセンセーショナルな事ばっかり書いている!

 

と、いう訴えであります。

 

すごいわ、イタリアとイタリア人(笑)

 

何がすごいって、海外在住日本人は日本にいる日本人に比べたら、ずっと強く祖国愛を持っているわけです。

「日本から離れて暮らす海外在住者は9割型愛国者になる」と、作家の塩野七生さんも昔書いておられましたが、ああ、離れているからこそ郷愁は募る、いかにいます父母(ちちはは)、忘れがたきふるさと・・・。だーーー・・・(涙)ってヤツです。

 

でも、長く暮らしているうちにイタリアとイタリア人の「アホ可愛い」魅力にやられてしまうのですね。

 

だって、医療のレベルが高いのと、キャパシティが足りなくてパンクしている、というのは両立する事実です。なので、日本の報道は一概に間違いでヒドイとは言い切れないわけです。でも「イタリアはこんなにいい国なのよ!」と言い返したくなる在伊日本人がいること、微笑ましく思えたのでした。

 

ちなみに私もイタリアで妊娠出産し、完全に無料で無痛分娩の麻酔から新生児の治療までし、その素晴らしさについては身にしみております。(今後、その記事も書こうと思っています)