封鎖中のミラノから イズミふうこの日記

イタリア語と日本語(時々英語)で得る情報は、どれだけ同じなのか?どれだけズレているのか?

伊 初めてICU患者数が前日を下回った!伊の感染状況変化をグラフで 4月4日

今日のイタリアは、引き続き、感染率、死亡者数共になだらかな線を描いており、感染は減速をしていると見られています。

 

過去24時間での増加数は

感染者 +2886人 (合計124,632人)

死者  +681人  (合計15,362人)

回復者 +1238人  (合計20,996人)

 

いつものように経済誌 イル・ソーレ24オーレからグラフをお借りしました。

原文:https://lab24.ilsole24ore.com/coronavirus/

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一日の増加数の変化 赤:感染者合計 橙:現在の陽性数 緑:回復者数 黒:死者数

緑の回復数が黒の死者数をうわまっているのが嬉しいです。

感染者数は増えていますが、これは検査数や検査のやり方にも左右されるので、許容範囲とのことです。

 

そして、初めてICUの患者数が前日を下回りました!

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薄いピンク:自宅隔離中の患者数 ピンク:入院中の患者数 赤:ICUの患者数

昨日は4068人だったのですが、今日は3994人。

わずかですが、医療崩壊に苦しんでいるイタリアにとって、この数値が減ることはなんと大きなことでしょうか・・・。苦しい状況なのは変わらないけれど、涙が出そうです。

 

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イタリア 新型コロナウィルスによる年齢別の死亡率のグラフ

年齢別による死亡率のグラフも更新しています。

死者が増えるのに伴って、子供や若い世代の被害者も増えてしまいました。

当たり前ですが、分母が大きくなるということは、確率が低くても人数が増えるということ。

数日前には0だった年齢層の死者を見るとリアルに感じます。

 

今日はロンバルディア州の中でも、被害が大きいベルガモ県についての下書きを始めたいので、データはこの辺りで終わります。明日にはアップできるかな・・・。

 

ベルガモは死者が多すぎて、遺体の火葬が追いつかず、軍の車が遺体を他の都市に移動する光景がショッキングな映像として人々の心に刻まれました。

なぜベルガモだったのか?を、調べていくうちに、今の日本と少し通じるものもある気がしました。

 

伊でドライブスルー検査 新規感染率は減速

久しぶりに記事を全訳シリーズ。

イタリア語の勉強にもなるので、積極的に増やしたいのですが、時間がなく・・・(泣)

 

今日のイタリアは感染者数が増えていましたが、それは検査数をすごい勢いで増やしているから。感染の実態を把握するため、出来るだけ検査をしなければならない、と、今日のインタビューでもロンバルディア州の専門家が言っていました。(残念ながら誰だったかを失念してしまいました・・・)

 

今日のイタリアの1日での検査数は約4万件です。

ここで、唐突に、経済誌イル・ソーレ24オーレから検査数の変化のグラフを貼り付け。

検査数が4万件、陽性数は約4600件、陽性率は11.7%です。

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一日の検査数と陽性率の変化 グレー:検査数 赤:陽性数 黒線:陽性率

このグラフを見ても、感染率がちょっとずつ減少傾向であることが分かります。

(ただし、死者は今日も760人。統計的に見ると希望が見えてきたとしても、現実は十分悲惨なんですよね・・・。)

 

今まで、意識的に検査数を減らしてきた日本とは真逆で、イタリアは最初から全力で検査をしてきました。それが医療パンクに繋がったとも言われていたのですが、確かに感染状況の把握や情報取集的には必要なので、結局何が良かったのかどうかは、他の全ての選択肢と同じように遠い未来まで分かりません。

 

今日からローマでドライブスルー検査が始まったようです。

私は「ほほーー!」と思ったのですが、全国紙の一面に載るようなニュースではないらしく、なぜかスポーツ新聞であるコリエレ・デッロ・スポルトに記事が載っていました。

原文:https://www.corrieredellosport.it/news/motori/mobilita/mobilita-roma/2020/04/02-68476034/tamponi_coronavirus_a_roma_si_fanno_in_auto/

(以下:記事のテキトー日本語訳です)

 

コロナウィルス検査 ローマでは車内で

4月1日からASL Roma1(ローマの保健所)が先導して、サンタ・マリア・デッラ・ピエタ病院でドライブスルー検査が正式に行われる。新型コロナウィルスに感染した市民を素早く把握し、管理を強化するため。

ドライブスルー検査が現実のものとなった。

ボローニャのサンタゴスティーノ病院から始まり、他のイタリアの州にも受け入れられながら、ローマにもやってきた。4月1日からASL Roma1 ローマの保健所が先導することでドライブスルー検査が推し進められ、サンタ・マリア・デッラ・ピエタ病院で正式に行われる。

目標は感染の可能性のある市民と、コロナウィルスの蔓延を制御する範囲を広げること。作業のスピードアップだけのためではない。

 

首都でのドライブスルー検査はどのように行われるのか?

「私たちが選んで呼んだ人々が、直接ここに来て自分の車に乗ったままで検査ができるのです。」ローマ保健所のエンリコ・ディ・ローザ氏が言う。

しかし、この新しい方法の検査は正確にはどのように行われるのだろうか?

検査をするためにはSISP (公衆衛生と健康の組織)に呼ばれるのを待たなければいけない。

まず電話で情報を聞いて判断された後、公衆衛生組織が患者に連絡してドライブスルー検査をすることになる。「この方法だと、人的資源も、保護資源の面でも無駄がないのです。ローザ氏が続ける。そして、私たちにも効率がいい。これまでに300件の検査をしました。リスクのある医療従事者に検査をして、仕事に入る前に微生物学的にチェックをすることができるのです。」

イタリア人は失業や倒産では死なない。「コロナショックで自殺者が増える」説について 

多くの人々と同じように、毎日新型コロナウィルスのことを考えている私です。

 

当初から日本で時々出てくる「新型コロナによる経済の打撃で、自殺者の数が感染による死者より上回っては意味がない。だから経済を守るのも大事だ」という意見に、私は基本的には賛成でした。

ごまかしごまかし、ピークのカーブをなだらかにしながら、経済も回していく・・・日本のやり方が一番クレバーで素晴らしい!倒産が増えて自殺が増えたら意味ないもんね。その通り、ジャパン・イズ・ナンバーワン、どうでもいいけど、もう日本に帰りたい!

 

でも、数日前からふと考えていました。そもそも

「経済が打撃を受けると自殺者が増える」っていう前提って・・・正しいの!?

事実として正しいのか?人の在り方として正しいのか? という両方の意味で。

 

「イタリア人は失業したからって自殺なんかしないよー。何言ってんのー?」

という人が我が家に居るので、聞いてみました。

 

私 「でもさ、失業してお金なくて家賃払えなくなったらどうするの?」

夫 「他の仕事するかホームレスになればいいでしょ?」

私 「・・・・(すごく反論したいが浮かばない)」

 

夫 「事業が失敗して倒産したとする。だったら掃除夫でもなんでもして日銭を稼げばいいじゃない? 日本人はそうするより前に自殺を考える。なんていうのかな・・・自殺が ”役に立たない俺だけど、せめて迷惑かけないように自ら死ぬ” っていうポジティブな行為になってるよね?」

 

私 「自殺が良い行為・・・私たちは今でもサムライか!? それってharakiriってやつか!?」

 

確かに、確かにね。

私たちが失業者が増えたら自殺が増える、という前提に疑問も持たないのはなぜでしょうか? よく考えれば、どん底まで落ちてもそれが経済的なことだけならば、普通に生活保護を受ければ良いし、破産することもできる。

生きていけるのは生きていけるし、生きていればそのうち楽しいこともあったりする。

 

でも、社長が事業に失敗したら、持ち家を失ってアパート生活になり掃除夫をして慎ましい生活を送る、というストーリーと同じくらい、借金苦で首を吊りました、という話が自然に思える・・・。

それは「何が何でも生きる」よりも「今の社会的立場(ある程度の上下は許せるが)で失敗するくらいなら死ぬ」っていう方が日本人的にはなんかイイってことなのでしょうか?

 

それはプライド? それとも絶望して他の道なんて考えられないから? ではそこで絶望してしまうのはなぜ?

 

新型コロナの経済的打撃で自殺者を増やさないように経済を守る、というやり方はやっぱり正しいです。日本にとっては一番正しい。

でも、「経済的打撃を受けても死なないようにする」というのが根本的には大事なのではないでしょうか?

 

このテーマはちょっと興味深いな、と思っていて、この後コロナショックとやらが世界的に来る中で、各国の国民性がどう出るのか追いかけていきたいです。

 

 

イタリアの感染数、死者数、重症患者数、州ごとの感染率の変化 3月31日

連日800人が亡くなっているので、悲惨な状況に変わらないのですが、感染者の増加率が下がってきたので「封鎖の解き方」や、財政難の中「ユーロ債」などのテーマが上がってきています。

経済誌イル・ソーレ24オーレから、いつものデータと共に、数字の解説を全訳します。

原文 https://lab24.ilsole24ore.com/coronavirus/#menu_anchor

 

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左から、現時点での陽性数、死者数、回復者数、トータルの感染者数

今日1日の増加数は

現時点での陽性数  +2,107人

死者        +837人

回復者       +1,109人

トータル感染者数  +4,053人  

以下、経済誌イル・ソーレ24オーレの数字の解説の訳です。

 

全国的な流行曲線は一日の感染増加数がより減速していることを示している。

昨日の増加率4.1%に対して今日は3.9%。

総感染者数は105,792人、現時点での陽性は77,635人、回復者数は12,428人。死者は12,428人。

ICUに入っている患者数は4,023人で、退院、および死亡した患者も含まれるので、部分的には指標と見なす。

しかし、ともかくも医療施設にとっては重要なシグナルである。

ロンバルディア州の感染率の減少は顕著で、感染者は1,047数増加し、43,208人になった。流行曲線の感染率は+2.4%(3月27日には約7%だった)。

新たな死者は、前日の458人に対し、381人で、州の死者数トータルは7,199人である。

 

確かに、3月27日は死者も感染者も増えて、一気に国中が暗くなった日でした。

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一日の増加数の変化 赤:感染者合計 橙:現在の陽性数 緑:回復者数 黒:死者数

増加数は確かに減少の方向にあります。(でも、1日の増加数が減少していても、全体数は増えているので、病院のパンク度は上がっていることに変わりはないのですが・・・)
 

このサイトでは州ごとのデータも表になっているのですが、ヴァイオリン製造で有名な中世の街、クレモナはなんと人口の1%が感染しています。

(クレモナといえば、スタジオジブリの映画「耳をすませば」で、天沢くんが「ヴァイオリン製造を学びにクレモナに行きたい」と言っていたことを思い出します。)

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州ごとの感染率:左から州名、総感染者数、増加率、人口に対する感染率


ベルガモ、クレモナ、ブレーシャ、など、小さい街で爆発的に感染者が増えたのは本当に痛ましいです。テレビで各州の知事が出るのですが、「医師が足りない、マスクが足りない、でも国は助けてくれない」と訴えています。

 

 

新型コロナウィルス:イタリアの年齢層別の死亡率をグラフで見る。

今日もいつものように「過去24時間の感染数、死亡数、回復数・・・等々」を見ていたのですが、ふと、同じページにある年齢層別の死亡率のグラフを載せてみることにしました。

 

いつもの経済誌 イル・ソーレ24オーレの新型コロナウィルス専用ページからです。

原文:https://lab24.ilsole24ore.com/coronavirus/

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イタリア 年齢別死亡率のグラフ (3月28日の時点での感染者に対する死亡率)

 

今日の時点での死亡者数は10,779人ですが、3月28日のデータなので、死者のトータルは8,460人です。

 

そのうち、

30歳以下   1人

30代    18人

40代    76人

50代   314人

60代   971人

70代  2967人

80代  3344人

90代   767人

不明      2人

 

ということです。

「若い人も危ない!」という情報が最近出ていますが、やはり確率的には明確に高齢者が多いですね。

 

この新型コロナウィルスの報道を追っていると、よく思うのですが、国民に対して「不安をあおってパニックにさせてはいけない」けれど「楽観視して自由にしすぎてもらっても困る」というバランスをとることに政府やトップが苦労しているように見えます。

 

日本のように「なんとなく皆ルールに従う」国民性だと、政府からは「自粛要請」という形にしてもある程度の効果を得られますが、イタリアのように好き勝手する個人主義が多い国では「ロックダウン」という強硬な上からの方法をとらないと誰も従わない。

それでも何割くらいの人がどれだけ従って、その結果どのくらいの効果があるのか?というのはやってみなければ分からないので、日替わりで方針も変わっていく。

 

よく他の国と日本との方針の違いを比べて「甘い」とか「緩い」とか言う声がありますが、国民性によって「パニクりやすい度」も変われば「ルールに従う度」も違うので、情報の伝え方も変えなければいけません。

なので単純に比較はできないのです。

ロックダウン(封鎖)は虐待やDVを増加させる

ミラノで封鎖が始まってから一ヶ月近く経ちました。

完全に外出禁止、警察が見回って違反者には罰金ですので、国民全員が家から一歩も出ないでリモートワークだの子育てだのNetFlixマラソンだのをしている状態です。

 

(ちなみに2週間くらい前には、世界で一番大きいポルノサイトがイタリアからの接続者だけに無料サービスをしていました(笑)。 あの頃は「イタリア(だけ)が全土封鎖で大変だ」という空気だったのに、今や・・・。)

 

私にはずっと気になっていることがありました。

この完全な外出禁止令の中で、児童虐待やDVが増えるのではないか、と言うことです。

 

例えば幼児のいる共働き家庭で、24時間ずっと家族と家にこもりきり。

毎日ウィルスや将来への不安を抱えつつ、慣れないリモートワークをしながら、外へ出れなくてストレスの溜まっている幼子の世話をする。夫もしくは妻も、仕事の邪魔をする子供についつい声を荒げてしまうが、気分転換に散歩も出来ない。全員がピリピリイライラ。

そして、この生活がいつまで続くかわからない・・・

 

もし、家が狭かったり、もともと夫婦仲が安定していなかったら?お金がなかったら?

そんな日々を精神的に安定して過ごす、と言うのは難しすぎるチャレンジなのではないか?

 

居住環境と経済状況はかなり重要なポイントです。

家の大きさはどうか、庭があるのがベストだけど、せめてバルコニーがあるのか、買いだめを繰り返しても余裕のあるキャッシュがあるのか、など。

 

東京で「ロックダウン」の可能性について話題になって来たので、現実はどうなのか調べてみました。

 

イギリスの新聞ザ・ガーディアンでは

「世界中のロックダウン(封鎖)で家庭内暴力DVが急増」

と言う記事がありました。

https://www.theguardian.com/society/2020/mar/28/lockdowns-world-rise-domestic-violence

 

全訳したいところですが、長くなるのでザクっとまとめます。

 

「世界中の封鎖されている国で家庭内暴力が急増している。

武漢の調査では、該当する時期に報告された被害の90%が新型コロナウィルスの影響で起こっている。ブラジルではすでに40−50%の増加が見られる。スペインのカタルーニャの相談窓口への相談数が最初の数日だけで20%増加、キプロスでは30%増加。

イタリアの相談窓口へは電話でなく、メールや携帯メッセージで助けを求める声が届く。

 

厳しい封鎖の続くスペインでは、被害者女性が逃げ出した場合は違反にならない、と言うルールにしているにも関わらず、3月19日には子供の目の前で夫に殺された女性がいた。

 

全ての人にとって家は安全な場所ではない。

子供や女性への暴力被害は新型コロナウィルスへの対策というロックダウン(封鎖)の副作用である。

 

他にもNYタイムズ、各国の新聞で同じような記事がありました。

主に経済的な不安要素が増えることで、もともと暴力的だった夫(妻によるDVが最近話題ではありますが記事のほとんどは被害者は女性と子供でした)が、もっと暴力的になる、外出禁止なのでシェルターや学校などの逃げ場がない、という内容が多かったです。

 

でも、私は「普通の人」が、ロックダウンの毎日のストレスを溜めることによって暴発してしまったり壊れてしまうことがあるのではないか、と思うのです。

 

自分の封鎖生活の中、「もし、家が狭かったら」「もし、夫と仲が悪かったら」「もし、仕事が忙しかったら」と想像したことがあるのです。幸い、私や周りの人々は、案外楽しく毎日を暮らしているのですが(人間はどんな環境にも慣れます)、でも一歩か二歩間違えればヤバイことになるなー、と想像する瞬間はあるのです。

 

実際イタリア人の友人が「夫と毎日別れたいと思う。毎日疲れ果てて子供に辛く当たってしまう」と言うのを聞くと、外出禁止が続けば続くほど精神的にキツイと思います。

子供がいないカップルでも、ハネムーンや結婚式準備の比ではないくらいに夫婦仲が試されます。

 

イタリアでは、政府の新型コロナウィルスの情報サイトに、封鎖生活の中でも精神的に安定を保つため、カウンセラーに繋がるホットラインが載っています。

でも、そこで救われる人は、助けが必要な人のうちのほんのわずかだと思うと胸が痛むのです。

 

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リモートワークと子育ての両立


 

イタリアの感染数、死者数、検査数、ICU内の患者数(重症)の変化 3月27日

今日は、テレビのコメンテーターも誰も彼も暗いです。

死者が千人近く増加してしまいました。ここ数日600−700人前後で落ち着いていたのでこのままちょっとずつ減るのかと思っていましたが・・・。

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左から、現時点での陽性数、死者数、回復者数、トータル感染者数

それぞれの数字の下に小さく「+何人」と書いてあるのが過去24時間で増えた人数です。

 

今日1日で増えた人数 

現時点での陽性数 +4401

死者数 +969

回復者数 +589

トータル感染者数 +5659

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一日の増加数の変化 赤:感染者合計 橙:現在の陽性数 緑:回復者数 黒:死者数

死者のグラフがグッと上がってしまいました。

緑の回復者を示すグラフよりも黒のグラフが上に。

 

今日は、ICU 集中治療室に入っている患者数の変化も貼り付けてみます。

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薄いピンク:自宅隔離中の患者数 ピンク:入院中の患者数 赤:ICU集中治療室のの患者数

新型コロナウィルスの問題は入院期間が長めなことで、ベッドがうまりやすくなる。

よってイタリアのように重症患者数が増えると医療資源が足りなくなり、医療機関がパンクします。

グラフは右肩上がりを続けているので、現在治療中の患者数がどんどん増えているのがわかります。

 

このグラフをみていると、医療リソースを割いて新しい治療法を模索する、ということがどんなに負荷がかかるか想像できる気がします。

 

(関連記事:今のイタリアがアビガンを試用することは資源、時間、命の賭け     https://fukononikki.hatenablog.com/entry/infodemic )

 

このままどうなってしまうのか、と、ひたすら目の前が暗くなってしまうような数字ですが、3Dプリンターなど新技術で医療リソースを増やせるのか、治療薬が見つかるのか、何かが自体を好転させてくれることを祈って・・・。